令和7年度 北信越高等学校体育大会 第61回北信越高等学校バレーボール選手権大会
【県高体連専門員長 中澤健祥】
標記大会は今年度、石川県金沢市の金沢市総合体育館、かほく市のかほく市総合体育館にて、6月20日(金)に代表者会議と開会式、21日(土)・22日(日)に試合という日程で開催されました。本県からは令和7年度長野県高等学校総合体育大会を勝ち抜いた男女各4校が出場しました。
男子は、松商学園高校・長野日本大学高校・岡谷工業高校が2回戦敗退という結果でした。残る県総体優勝の松本国際高校(以下「松本国際」)は、決勝まで順調に勝ち上がり、石川県代表の小松大谷高校(以下「小松大谷」)との対戦となりました。
第1セットは、序盤で流れをつかんだ松本国際が、ツーセッターを中心とした高速コンビバレーが機能。好レシーブからの切り返しで得点を重ね、小松大谷を寄せ付けずに一方的な展開で先取しました。続く第2セット、松本国際の速いバレーに小松大谷が対応し、松本国際にミスが出て19-25で小松大谷が取り返しました。セットカウント1-1で迎えた第3セット、松本国際がトランジションからの高速コンビで粘りを見せ、一方の小松大谷は高さのあるサウスポーエースを中心としたバレーで一進一退の展開となりました。しかし、終盤を迎えたところでミスが出た小松大谷を松本国際が突き放し、25-23でこのセットを取って優勝を果たしました。
女子は、長野日本大学高校が1回戦敗退、松本国際高校が2回戦敗退、松商学園高校が準々決勝敗退でベスト8という結果でした。残る、県総体優勝の東京都市大学塩尻高校(以下「都市大塩尻」)は高さのあるブロックやスパイクが機能し、苦しみながらも決勝戦まで駒を進めました。福井県代表の仁愛女子高校(以下「仁愛」)との決勝戦では、序盤、堅さが見られる仁愛を高さのあるブロック・スパイクで効果的に得点を重ね、25-13で都市大塩尻が先取しました。次のセットに入っても都市大学塩尻が終始リードを奪い、相手を圧倒する展開となりました。このセットを25-20で連取し、優勝という結果となりました。
大会を通して、長野県勢の健闘が見られ、決勝戦では男女とも長野県代表チームが勝ち切るなど、活躍を見せてくれた大会となりました。

