【県小連理事長 西澤悦郎】
8月2日(土)~3日(日)、長野市長(代理長野市スポーツ部長)様、北信越バレーボール連盟奥村理事長様、長野県バレーボール協会船木会長様、田原専務理事様、長野市バレーボール連盟竹村会長様をお迎えして第38回北信越小学生バレーボール大会を長野市真島総合スポーツアリーナを主会場に開催しました。また、長野県PRキャラクター「アルクマ」も応援に来て、大会を盛り上げてくれました。新型コロナウイルの影響もあり、長野県での開催は10年ぶりとなりました。
この大会には、北信越各県の代表、男女各16チームが出場。1日目は男女各4チームによるグループ戦(各チーム2試合)を行い、各グループの上位3チームが2日目の決勝トーナメント戦に進出し、下位1チームはチャレンジグループ戦に回るという競技方法を採っています。
男子は新潟県第1代表の新潟中之口が、女子は富山県第1代表の黒部キッズバレーボールクラブが優勝しました。長野県から出場した男女各4チームですが、1日目のグループ戦の結果、2日目の決勝トーナメント戦に男子2チーム、女子4チームが挑み、女子第2代表のやまのうちが3位に入賞しました。尚、男子の2チームと女子1チームはベスト8で敗退。女子2チームは初戦で敗退という結果でした。
今大会では、代表になれなかった長野県北信地区の各チーム5・6年生が補助員(ラインジャッジ・点示)として参加し、大会運営に一役買いました。また、保護者の皆様にもご協力を頂きました。これらの皆様を始めとし、この大会運営に携わったすべての皆様に感謝申し上げます。
以下、3位に入賞したチーム代表者のコメントです。
「第38回北信越小学生バレーボール大会を終えて」
やまのうち監督 髙相一夫
8月2日・3日、10年ぶりに長野開催された第38回北信越小学生バレーボール大会に長野県の第2代表として 出場させていただきました。
1日目の予選グループ戦は、会場の雰囲気と初戦のプレッシャーから、サーブで崩して攻めていくといった自分たちの流れに持ち込めず、フルセットとなりましたが、何とか3セット目を奪取して初戦に勝利。決勝トーナメント進出を決めることができました。2試合目の順位決定戦では、落ち着きを取り戻した5・6年生の安定したプレーと、アップゾーンで見守る選手やギャラリーからの大声援に後押しされ、苦しい場面もありましたが、ストレートで勝利して初日は1位通過することができました。
2日目は、第4試合目の2回戦が初戦となりました。長い待ち時間の後の試合でしたが、サーブやスパイクが要所で決まり、1セット目はよい流れで取ることができました。続く2セット目は、前日の悪い流れを見るようなミスの連続で落としてしまい、今大会2度目のフルセットとなりました。悪い流れを引きずるように、出だしから1-6と大きくリードされる展開の中、「このままでは終われない。自分たちのバレーをもう一度やりきろう!」とタイムで意思統一し、サーブで攻めて終盤に同点としてからは、連続サービスエースで一気に逆転。初出場にして準決勝に進出することができました。
準決勝はパワフルなエースを要する福井県代表の三国南エンジェル`Sさんとの対戦でした。出だしから強力なスパイクに圧倒されながら、中盤までは食らいついていきましたが、圧倒的な攻撃力に押されて落としてしまいました。しかし選手たちは諦めず、2セット目からは徐々にスピードにも慣れ、相手の強打を上げてラリーに持ち込むと、キャプテンの連続サービスエースをきっかけに一気にやまのうちのペースとなり、2セット目を奪取することができました。勝負の3セット目は、出だしからサイドアウトが続きましたが、終盤に好調なサーブがまたもや走り、先にマッチポイントを握りましたが、そこからの後1点が遠く、デュースの末に敗れてしまいました。
決勝進出は逃してしまいましたが、2日間で4試合を戦って、内フルセットが3試合と接戦を戦い抜き、「一生懸命が楽しい」ということを選手たちは大会を通じ感じてくれました。そして、北信越大会という大きな舞台で強豪チーム相手に、自分たちのバレーボールができたことは大きな自信となって、今後の大会に繋がるものと思います。
最後になりますが、長野県開催で地元北信地区のチームとしてお手伝いをしなければならない中、チームが試合に集中できるようご配慮いただいた事務局の皆様ありがとうございました。また猛暑の中、大会を支えていただいた役員はじめ全ての関係者の皆様、感謝申し上げます。ありがとうございました。
