【強化委員長 鏡味照明】
信州やまなみ国スポ・全障スポも3年後に迫り、12月16日に本会と県競技力対策本部との強化戦略ミーティングがオンラインで実施されました。
対策本部からは峯村課長はじめ6名、本会からは村上副会長、田原専務、強化委員長の鏡味に加え、成年種別は長野ガロンズ・信州ブリリアントアリーズ、少年は松本国際高校、都市大塩尻高校の各指導者が出席しました。
内容は今年度の国スポ結果の考察と、本会強化戦略プランにある最終目標と通過目標の見直しに関連して、各種別の現状と見通し課題などが話しあわれました。
今年度は全種別の北信越突破を目標としましたが、結果的には少年男子以外は僅差で本国スポ出場権を逃してしまいました。その少年男子も本国スポ1回戦敗退となり、3年ぶりに天皇皇后杯獲得点数「0」となってしまいました。少年についてはやはりインターハイで上位に食い込んでいなければ国スポで結果を出すのは厳しいこと。成年はSVリーガーが所属する県のレベルが高く今一歩のところで勝ちきれない状況を報告しました。
本会強化戦略プランでは各種別2026年はベスト8以上、2027年はベスト4以上、2028長野国スポでは決勝進出を目標に掲げています。しかしながら現状はかなり厳しい状況であることを報告しましが、それでも各種別の現状とどんな手段を用いれば目標に近づけるかを問われました。
その方策として、成年男子はここ数年ほぼ単独で臨んでいるが、今後大学生やⅤリーガーなどのふるさと選手を補強して選抜チームにする事。成年女子の信州ブリリアントアリーズは今後最も期待できるが、SVリーグ傘下に入る可能性が高く、その場合は新たなリーグ方針により国スポに参加できない状況が生まれていることを報告。現在リーグ側と交渉中であり今後の経過と回答を待っている状況を確認しました。また成年女子も最悪の場合を想定して大学生やSV・Vリーグ経験者をピックアップし、選抜チームを編成する準備を進めていることを伝えました。少年種別は現在の高校競技日程では、どうしても選抜編成が難しい状況であるとの現場指導者からの本音を聞くことが出来ました。また2028を見据えての選手補強状況を報告してもらう中で、やはり中学有力選手の県外流出を極力抑える手立てが必要であることを共有しました。
今回は各種別のチーム指導者に参加していただき、チームの抱える課題もお話しいただけて有意義なミーティングが出来たのではないかと思います。県競技力向上対策本部からは前向きな激励の言葉を頂戴しましたが、その言葉を肝に銘じ2028長野国スポに向け改めて強化委員会とチームが一丸となって結果を求めて取り組まなければならないとの決意をした次第です。

