KOMAGANE CUP 第7回 ビーチバレーボール 中学生大会
【県強化委員 木下久資】
駒ヶ根市森と水のアウトドア体験広場に於いて、7月26日(土)に女子の部、27日(日)に男子の部の標記大会を開催しました。今回は、過去最大の参加チーム数・参加者数だった昨年度を上回って、県下各地から男女それぞれ32チームが参加し、参加選手総数は男子が160名、女子が162名でした。
但し残念だったのは、今年も東信地区のチームに参加して頂けなかったことです。この大会は、神奈川県で毎年お盆過ぎに開催される湘南藤沢カップという全国大会の予選を兼ねた県大会という位置付けですし、ビーチバレーは今や国スポ種目です。来年度は是非東信地区のチームに御参加を頂ければと存じます。
尚、競技規則については、湘南藤沢カップに準じてフリーポジションの4人制、ネットの高さはインドアと同じ男子2m30㎝・女子2m15㎝、チーム構成は交代メンバーも含めて選手6名以内となっています。只、インドアしか余り経験のない中学生にとっては、砂の上でボールに触る機会を極力増やすという意味で沢山のゲームを組みました。先ず男女共、32チームを4つのブロックに分けて、9点1セットマッチのリーグ戦を行い、各ブロック上位2チームの計8チームで決勝トーナメント(15点の1セットマッチ)という競技方法をとりました。しかし昨年辺りから、砂場やサンドコート(遠い場合は県外)で練習を積んで来たチームが沢山見られ、砂の上でのプレーのレベルが確実に上がっていることが窺えました。
女子の決勝トーナメント進出チームは、塩尻中学校Aが全勝だった以外、他は全て予選グループ戦で6勝1敗と並んだ中を得失点差や直接対決で競り勝って残ったチームでした。その中で決勝戦に駒を進めたのは、1回戦でUNiTE-CANDY(伊那・東部中)にデュースで競り勝ち、準決勝でも7月初めに行われた2人制大会を制した2人を含む塩尻中学校Aを13点で下したNEXUS-Z(広徳中主体)でした。もう一方は、初戦でteamかだま(鎌田中)を、準決勝でも赤穂リンクスターズA(赤穂中)それぞれ15-7で下した安曇野タイガーズ(穂高西中)。この対戦は、決勝戦に相応しく、双方簡単なミスが無い締まったゲームとなりました。序盤は抜群の守備力を誇る安曇野がリードしたものの、NEXUS-Zのサーブ力・攻撃力が次第に相手を上回るようになり、これが終盤になっても加速。安曇野を10点に抑えて、NEXUS-ZがKOMAGANE CUPを手にしました。
一方の男子も、全勝と1敗の1位・2位で決勝トーナメントに勝ち上がったのはグループCのみ。特にグループAは、1位は全勝で決勝トーナメント進出がすんなり決まったものの、2位は4勝3敗で4チームが並ぶという大混戦でした。そんな中、決勝に勝ち上がったのは、1回戦では丘2(丘中)の粘りに辛勝だったものの、準決勝では絶対的エースを中心に鎌高VC MASATOを圧倒したレッドディアーズA(飯島・中川中)と、予選グループ戦では2位だったものの、1回戦で同じ中学同士対決を制し、準決勝では今月初めの2人制大会で優勝した2人を含む春富中に競り勝った松島Kでした。その決勝戦、序盤は一進一退でしたが、8-8から大黒柱のエースがブロック2本と鋭いスパイクを決めて流れは一気にレッドディアーズに傾きました。その後もレッドディアーズは攻撃の手を緩めることなく、チャンピオンポイントもエースが相手をブロックでシャットアウトして見事に連覇を達成しました。
この結果、女子のNEXUS-Zと男子のレッドディアーズAが8月16日(土)~17日(日)、神奈川県で行われる湘南藤沢カップ全国中学生ビーチバレー大会への出場権を得ました。両チームの健闘をお祈り致します。
最後になりましたが、この大会を開催するに当たり、城田副会長様を始めとする県協会の皆様やビーチバレー連盟の皆様、そして地元の上伊那協会の皆様に多くの御支援を頂きました。又、地元の上伊那から参加の多くの中学生の皆さんに準備や片付けをやって頂きました。この場を借りて御礼を申し上げます。

