Vリーグ開幕! 長野GaRonsは開幕戦を1勝1敗とする

2025-26 V.LEAGUE MEN

【須高協会理事長 黒岩龍也】

 須坂市市民体育館において10月25日(土)・26日(日)、2025-26VリーグEAST開幕戦が行われました。対戦相手はVリーグ新参戦のTM東京スパークル(以下TM東京)。  

 長野GaRons(以下、長野GR)は、今シーズン新たに加戸隆司氏がヘッドコーチ、鬼頭有紀子氏がアシスタントコーチにつき、新体制で臨みます。新長野GRが、Vリーグ2年目のスタートダッシュする上でとても大切な一戦です。TM東京とは、V2時代に何度となく対戦したことがあり、そのたびに苦戦を強いられた好敵手です。両チームにとって負けられない注目のカードでした。

 1日目、両チームとも最初は手探りの状態で、一つ一つ確認するように多彩な攻撃を仕掛け合い、ともに譲らない1点を争う熱いゲームとなりました。第1セットは、TM東京の高いブロックに苦しみながらも、粘り強くボールをつないだ長野GRが32-30で先取しました。第2セット序盤、長野GRが得点を重ねてリードしましたが、TM東京の高いブロックが機能し始めて逆転を許す展開になりました。追いかける長野GRは、安定したサーブレシーブからの多彩な攻撃で点数を重ねて終盤に追いつき、見事逆転に成功。27-25で連取しました。第3セットは、後のなくなったTM東京が序盤から攻勢をかけてリードするも、長野GRのブロックが少しずつ機能し始め、相手の攻撃を阻止して少しずつ流れを引き寄せることに成功。最後は25-23で勝ち切ることができました。3セットとも2点差勝利(32-30、27-25、25-23)で、初戦を見事勝利で終えることができました。

 2日目は、終始、TM東京のサーブと高いブロックに苦しめられ、長野GRは、第1セット17-25、第2セット28-30で落としてしまいました。後のなくなった第3セット、連続ブロックでリズムを作り、緩急織り交ぜた攻撃にもディフェンスが機能し始め、長野GRの攻勢が序盤から続き、追撃を許さず25-20でセットを奪い返しました。第4セット、序盤は点の取り合いでスタートするも、TM東京のライト攻撃が要所で決まって点差を縮めることができずに21-25で落とし、1-3で敗れてしまいました。

 開幕2連戦は、1勝1敗で星を分けた結果となりました。しかし、相手の攻撃に対する対応力が少しずつ出てきたことは大きな収穫でした。新長野GRの挑戦はまだ始まったばかりです。今後のゲームが楽しみです。