VC.PTARMIGANが初優勝! 県下15チームの頂点に立つ!!

第75回中部日本6人制バレーボール総合男女選手権大会長野県予選会(男子一般の部)

【須高協会理事長 黒岩龍也】

 5月4日(日)に須坂市北部体育館と須坂市市民体育館において、県下各地より集まった15チームによって標記大会が開催されました。この大会は、令和になって長野☆GaRonsと飯山市体協が優勝を分かち合ってきており、今大会は長野☆GaRonsが不参加のため、昨年度優勝した飯山市体協が連覇をするか、それとも別のチームが新たな歴史に名を刻むか、注目の大会となりました。本大会は、最近の全国的なバレーボール熱を受けて参加チームも増え、決勝までの道のりがとにかく長くてとてもタフな大会です。

 決勝は、2回戦で昨年度優勝チームの飯山市体協をフルセットの末破ったVC.PTARMIGANと、各試合とも2-0で危なげなく勝ち上がってきたS長野との対戦となりました。どちらが勝っても初優勝です。

 試合は第1セット序盤から激しい打ち合いが繰り広げられ、点の取り合いとなりました。高い打点から打ち下ろす強打のVC.PTARMIGANと、速い攻撃を中心に攻めるS長野の対戦は手に汗握る熱戦となりました。中盤まではどちらも自分達の持ち味を十分に発揮してサイドアウトを繰り返す展開になりましたが、最後は、高さに勝るVC.PTARMIGANが力で押し切って25-20でこのセットを奪いました。

 第2セットは序盤、第1セットの勢いそのままVC.PTARMIGANがリードする展開となりましたが、S長野はタイムアウト後、安定したレシーブから多彩なトスワークによる速い攻撃で点数を重ね、中盤で追いつくことに成功しました。その後もVC.PTARMIGANの強打を粘り強く拾って攻撃につなげ、逆に25-20でこのセットを奪取しました。

 第3セットは15点マッチと短いため、序盤でのリードがカギを握ります。どちらも決勝戦はこの日の4試合目と疲労もピークに達する中、VC.PTARMIGANが連続サービスエースでリズムをつかみ、中盤以降も点差を広げて、最後はS長野のスパイクがネットにかかり15-8で初優勝に輝きました。

 当日はゴールデンウィークの半ばで、会場にはたくさんのバレーボールファンが集まり、激しい戦いに歓声を上げて、場内は熱気に包まれていました。どのコートでも選手らは笑顔でバレーボールを楽しんでいる様子が印象的でした。今大会は、15チームのうち7チームが初出場。しかもベスト4は全て初出場のチームでした。ここへきてバレーボール熱が高まっていることを感じることのできた大会でした。

 なお、優勝したVC.PTARMIGANは、令和7年7月19日(土)~21日(月)富山県黒部市・入善町で開催される本大会へ参加します。本大会での健闘をお祈り致します。