長野県ヤングクラブバレーボール連盟主催でバレーボール教室を開催!

【県ヤングクラブ連盟強化普及委員長 峯村 保】

 ANCアリーナで審判伝達講習会行われた5月10日(土)、同会場に於いてバレーボール教室を開催致しました。

 この教室の目的は、国内トップレベルでの経験豊富な指導者による指導や選手との触れ合いを通して、本連盟に登録したチーム・選手・スタッフの資質向上を図ること。そして、参加者が互いの親睦を深めると同時にバレーボールへの愛着を高め、生涯スポーツとしてのバレーボールの普及を目指すことです。

 当日は、午前中の審判講習会に6チームのヤングクラブがモデルチームとして参加しており、また多くの指導者・審判員が参加されておりましたので、午後に開催したこの教室にも引き続き多くの方々に参加して頂きました。参加者は、選手98名に指導者も加わって総勢120名程となりました。中には、個人での参加も数人みえて、関心の高さを感じました。

 講師には、VC長野トライデンツジュニア(女子)監督の山本憲吾氏と信州ブリリアントアリーズジュニアU15監督の藤岡智恵美氏をお迎えしました。また、つい先日まで信州ブリリアントアリーズで活躍していた白石ふう香選手にアシスタントコーチとして加わって頂きました。

 講習テーマは4つ。①パフォーマンスを引き出す効果的なウォームアップ法(含 クーリングダウン法)、②ポジション毎の役割とジュニアレベルで体得したいスキルアップ練習法の提案、③初心者を対象としたバレーボールに於ける基本的動作の解説と習得方法(男女共通)、④選手個々の課題の発見とその矯正方法等の提案と実践。これらに基づいて講習が進められました。

 ウォーミングアップでは、ケガ防止や関節可動域を広げるためのストレッチングやレシーブ・ブロック動作を取り入れた運動が紹介され、遊び心をくすぐる二人一組での追い駆けっこなどでは、明るい笑顔と笑い声が聞こえて盛り上がりました。引き続きのボール練習では、対人でのパスやディグ練習で基本的な動きとボールコントロールを意識することの重要性を教わりました。サーブレシーブ、スパイク練習では、数人の指導者が”球出し”に参加して効果的な出し方について意見交換をしていました。ポジション別練習では、セッター部門、レシーバー部門、アタッカー部門に分かれ、それぞれ3人の講師から一人ひとりに課題を指摘してもらった上で、矯正方法を伝授してもらいました。

 また、全体を通して、どんな練習も惰性で長く時間をかけてやっても効果は薄い。ねらいを持って1回ごと確認しながら取り組むことが大切であると教わりました。

 出来ないことが出来るようになった! 分からなかったことが理解できた! そういった子供達の嬉しそうな笑顔が多く見られ、開催して良かったと感じました。今後もこのような機会を開催出来るように努めて参ります。

 最後に、ご指導頂いた講師の方々を始め、開催に当たってご尽力頂いた関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げ、報告とさせて頂きます。