JOCジュニアオリンピックカップ 第39回全国都道府県対抗中学バレーボール大会
【県強化委員 田辺 圭一・髙木 俊幸】
標記大会が12月25日(木)~28日(日)、Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)をメイン会場に開催されました。
長野県選抜女子チームは、2015年に現全日本キャプテン:石川真佑選手を擁しての制覇以来の「10年振りの優勝」という大きな目標を掲げて今大会に挑みました。
26日(金)の予選グループ戦では、先ず九州屈指の実力を誇る福岡県と対戦。第1セットは一進一退の攻防が続きましたが、相手の堅守に阻まれて23-25で落としました。後がない第2セット、21-24という絶体絶命の窮地に立たされましたが、ここからエース:高橋選手とレフティー:穂坂選手の強打が炸裂。5連続得点という「奇跡の逆転」でセットを取り返しました。勢いそのままに15点マッチの第3セットは途中出場した市川選手がサービスエースで流れを呼び込み、最後は高橋選手がブロックを決めて15-12で激戦を制しました 。
予選グループ戦2試合目は岐阜県との対戦でした。この試合、福岡戦では不発で悔しい思いをした宮川選手が覚醒しました。ブロックを冷静に見極めた打ち分けで相手を翻弄。25-13で第1セットを先取しました。第2セットは接戦となりましたが、終盤に途中出場の大井選手が相手ブロックを吹き飛ばす猛攻を見せ、7連続得点で25-21と勝利。予選グループを堂々の1位で通過しました 。
翌日の決勝トーナメント1回戦では栃木県と対戦しました。序盤から高橋選手や木村選手の強打、宮川選手の連続サービスエースで4-0と主導権を握りました。更には、小森選手が相手ブロックを利用した巧みな攻撃で得点を量産。25-19で第1セットを先取しました。続く第2セットもサーブで相手を崩し続け、25-7と圧倒的な力の差を見せつけて快勝しました。
続く戦いは近年、壁となっていた「魔の2回戦」。しかも相手は、練習試合で苦戦を強いられて来た愛知県でした。しかし、この日は要所でのブロックと安定したトスワークが光り、25-21・25-18とストレートで撃破。10年振りとなるベスト8進出を決め、悲願の日本一へ向けて大きく前進しました 。
勝てば最終日の準決勝へと駒を進める大一番の準々決勝、相手は熊本県でした。序盤から激しい攻防が繰り広げられましたが、終盤、ローテーションの苦しい場面でミスを突き切れずに17-25で第1セットを失いました。第2セットも食らいつきましたが、九州勢特有の個の強さと鉄壁の守備を崩せず、18-25で敗戦。日本一を目指し、4ヶ月間全てを懸けて戦ってきた大阪冬の陣は、ここで幕を閉じました 。
長野国スポのターゲット世代として、昨年からこのJOCカップを経験して来た3名(高橋・宮川・穂坂)を中心に、チームは「日本一」という景色だけを見つめて努力を重ねてきました 。その夢には届きませんでしたが、主将の高橋美心選手(上田市立第五中)は、その卓越したプレーが評価されて「次世代有望選手」に選出されると同時に、2月に行われるイタリア遠征のメンバーにも名を連ねました 。
この敗戦の悔しさを胸に、それぞれの選手が次のステージで更なる飛躍を遂げることを期待しています 。
一方の男子、予選グループ戦1試合目は愛知県との対戦でした。1セット目序盤は、愛知県のクイックを中心とした組み立てのある攻撃に対応し切れず、苦しい展開となりました。しかし後半は、相手エースに対して的を絞ったブロックが機能し、シャットで得点を重ねました。終盤までもつれる接戦となりましたが、28-26でこのセットを先取しました。2セット目は、愛知県の高さを生かした攻撃に主導権を握られ、18-25でこのセットを落としました。勝負の3セット目は、互いにエースを中心とした一進一退の攻防となりましたが、終盤に愛知県のサーブが機能して10-15で奪われ、セットカウント1-2で惜しくも敗れました。
続く予選グループ戦2試合目は、栃木県との対戦でした。1セット目は、サービスエースで幸先良く先制すると、序盤は相手のクイック攻撃に対してレシーブで対応しながら、ブロックやスパイクで得点を重ねました。中盤は、栃木県の粘り強いトータルディフェンスにより我慢の時間帯が続き、一度は逆転を許しましたが、エースの連続得点で再び流れを引き寄せ、このセットを奪取しました。2セット目も序盤から相手の粘り強い守備に苦しみましたが、途中出場した選手の活躍により流れを掴みました。中盤に追いつかれる場面もありましたが、要所でエースがスパイクを決め、最後はブロックでシャットして30-28と競り勝ち、セットカウント2-0で勝利。予選グループ2位で決勝トーナメント進出を決めました。
決勝トーナメント1回戦は、Aコート第1試合で宮城県と対戦しました。1セット目は、序盤から長野が試合の主導権を握り、エースが要所で得点を重ねると共に、狙い通りのサーブが機能して25-18で先取しました。2セット目は、宮城県の粘り強いレシーブと攻撃により一進一退の攻防が続きましたが、終盤にミスが重なり、23-25で落としました。勝負の3セット目は、序盤に相手エースの活躍により、リードを許す展開となりました。長野県もブロックやサーブで応戦し、終盤には追い上げを見せましたが及ばず、12-15で敗戦。セットカウント1-2で決勝トーナメント初戦敗退という結果に終わりました。
本大会では、厳しい試合が続く中でも、選手一人ひとりが最後まで集中力を切らすことなく戦い抜き、多くの経験と課題を得る大会となりました。今後は、この経験を次に繋げ、更なる成長を目指して行って欲しいと思います。 最後となりましたが、本大会までに御支援を頂いた関係の皆様に感謝を申し上げると共に、今後も長野国スポのターゲット世代である男女各12名の選手達の成長と活躍を見守って頂ければと存じます。







