第47回 北信越中学校総合競技大会
男子の長野若穂が同県対決を制して全国への切符を掴む!
【県中体連専門委員長 小田切 克仁】
今年度の標記大会は8月6日(木)・7日(金)、富山県(男子:入善町総合体育館、女子:黒部市総合体育センター)で開催されました。
長野県からは、男子:長野若穂・小布施クラブ・さなだSC、女子:グランツ・松本国際中学校・三陽VBCの以上6チームが参加しました。
先ず男子ですが、長野県1位の長野若穂は1回戦、石川県3位のかほく市立宇ノ気中学校を25-12、25-18で下し、準々決勝では福井県1位:福井市至民中学校と対戦。身長182㎝最高到達点315㎝の相手エースアタッカーを完璧なブロックで封じ、安定した試合運びで25-16、25-17と競り勝って2日目の準決勝に進出しました。
その相手は、今年3月に本県で開催された菅公学生服杯北信越新人大会決勝で屈した新潟県1位の中ノ口バレーボールクラブ。若穂は北信越新人大会の雪辱に燃えましたが、サーブでプレッシャーを掛けられた上に、330㎝を筆頭に最高到達点が3mを超える4人をスタメンに揃える相手の高さに封じ込まれ、15-25、9-25で落として全国大会出場決定戦に回りました。
本県2位の小布施クラブは、1回戦では福井県2位の鯖江市鯖江中学校を25-21、25-20で退け、準々決勝では富山県1位の富山YOSHIEと対戦しました。その第1セット、中盤過ぎ迄は常に先行を許す展開でしたが、粘り強く拾って終盤に抜け出すと、相手を20点に抑えて先取。これで主導権を握った小布施は安定した展開で次セットを15点でものにし、2日目に進出しました。
若穂も勝ち残っていたことで、この時点で本県男子勢は5年連続全国大会出場が決定しました。
小布施の準決勝の相手は北信越新人大会で共に3位だった白山市立光野中学校。序盤から中盤かけては1点ずつ取り合う均衡した展開でしたが、19-19から相手の3枚ブロックに攻撃を跳ね返されると、このセットを20点で落としました。このペースで第2セット序盤は光野に先行を許しましたが、粘って11-11と追いつくと、レシーブのファインプレーも飛び出して逆に25-21で取り返し、今大会男子唯一のフルセットに縺れ込みました。しかし、ファイナルセットは再び相手の3枚ブロックが機能し、序盤からリードを許す展開。一時は6-6と追い付くものの、その後は相手の好サーブと3枚ブロックでリズムを掴めず、14-25で奪われて2年連続全国大会出場決定戦に回ることになりました。
長野県勢同士の対戦となった全国大会出場決定戦は、北信地区大会決勝・長野県大会決勝に続いて3度目の対決。第1セットは、連敗している小布施が攻撃的なサーブで競り合いに持ち込みましたが、終盤に若穂は本来のコンビネーションを取り戻して25-21で先取しました。これで流れは一気に若穂へ傾き、続くセットはコンスタントに得点を積み重ねて25-11で勝利。長野若穂が初めて全国大会への出場権を獲得しました。
尚、本県3位のさなだSCは、初戦で中ノ口と対戦。昨年度2年生ながら県選抜に選出されたエースが奮闘するも、そのエースが徹底マークに遭った上に相手の的を絞ったサーブに長所を消され、1回戦での敗退となりました。
一方の女子、長野県大会で初優勝して北信越大会出場を決めたグランツは1回戦、石川県3位のリアンKANAZAWAと対戦。お互いに初戦の固さが目立って中々リズムに乗れない展開でしたが、安定した守りからのライト攻撃が要所で決まって25-23、27-25と競り勝ちました。
本県2位で県大会4連覇を逃し、悔しさを晴らす場として北信越大会に乗り込んで来た松本国際中は、悲願の全中出場をかけて福井県2位の福井市至民中学校と対戦。第1セットは堅い守りから2枚エースが効果的に得点を重ねて25-12で圧勝。しかし第2セットは、軟打で弱点を突く攻撃を混ぜて来た至民中に対応出来ず、23点で落として試合はフルセットへ。負けられない松本国際中でしたが、第2セットを落とした精神的なダメージからか、試合序盤からリズムを作れず12-25での初戦敗退となりました。
本県3位で北信越大会初出場となった三陽VBCは、優勝候補の一角:新潟県1位のGlitterと対戦。ライト攻撃を効果的に使って中盤まで食らいつきましたが、18-25、18-25とこちらも初戦敗退という結果になりました。
1回戦を辛くも勝ち上がったグランツは、福井県1位の福井工業大学附属福井中学校とベスト4をかけて準々決勝で対戦。両者譲らない壮絶な試合となりました。第1セット序盤から終始グランツが先行する展開でしたが、20点で追いつかれて26-28で落としました。後が無くなったグランツは、安定したレセプションから高速バレーを展開。福井中の威力あるスパイクも何とかブロックに当ててから攻撃に繋げ、第2セットを25-18で取り返しました。第3セットも終始グランツがリードする展開。23-20とグランツリードでゲーム最終盤へ。しかし、勝利目前となった瞬間から生命線である守備が崩れて23-23となり、流れは一気に福井中へ。その後、執念にも思える守りと粘りを見せたグランツでしたが、24-26で大接戦を落とし、ここで涙を飲むこととなりました。
上記の結果、全国大会への出場権を得た長野県チームは男子1チームのみでした。昨年度は、男子2・女子1の3チームが全国へ進出しました。「強い長野」と称された時代の輝きを、新規参入したクラブを中心に継続・発展させて行って欲しいものです。
尚、長野若穂は8月20日(木)~23日(日)に広島県広島市で開催される第56回全日本中学校選手権大会に出場します。クラブチームとしては初出場ですが、過去、長野市立若穂中学校時代には全国大会(所謂“全中”)の出場経験が一度有ります。是非“全中”での活躍をお祈りしたいと存じます。



